パニック障害鍼灸で大阪なら鍼灸治療専門のまえだ鍼灸院

当院での治療について

パニック障害はストレス社会である現代では増える傾向にありますが、あまり原因も究明できず確立された治療法もなく投薬やカウンセリング治療くらいしかありません。遺伝的な要因、家系でアルコール依存症やパニック障害の人がいる場合は発症しやすい、ノルアドレナリンとセロトニンのバランスが崩れた時に引き起こされるなど仮説がいくつか立てられていますが定かではない現状です。そのような疾患には当院の鍼灸治療は本当に役立てると思います。

パニック障害において重要なのは不安やストレスから来るココロや体の様々な症状を整えなければなりませんから、感情のコントロールをする、ホルモン分泌を正常に整える、体内環境を整えストレスに対して強い体質へと改善させる、これらのことを必要としますが、当院の鍼灸ならすべて網羅できます。残念ながら日本では鍼灸に対して誤解や偏見がありますから、民間療法の域を出ない施術と捉えている方もいらっしゃいますが、アメリカやヨーロッパでは鍼灸治療を医療現場で積極的に取りいれています。
WHO（世界保健機構）は43もの治療効果において鍼灸治療に分(ぶ)がある疾患名を発表している程です。確かに鍼灸治療は技術面において格差が大きいため、広く受け入れられるには難しい部分もあるのですが、脈診(みゃくしん)・舌診(ぜっしん)・問診(もんしん)が正しく行われた元、的確な治療が行えたならパニック障害の改善は他のどんな医療よりも効果的に進んでいきます。

脈診・舌診・問診は皆様に判りやすく言うなら治療前に行う検査や診断にあたるようなものなのですが（脈診・舌診・問診すべて痛みや不快感はありません）長い年月の間に築き上げた東洋医学の膨大な情報量を元に、治療に必要な事柄をピックアップして治療方針を決定していく経験医学ともいえる医学ですから、相当な知識量と治療現場での臨床経験が必要となります。したがって10人患者様がいらっしゃれば10通りの治療法が存在しますから、一概には言えませんがパニック障害になる人の多くの治療法で最も重要な事柄は心(しん)と肝(かん)と腎(じん)の働きを整える必要性があるということです。

鍼灸は人間の感情面も非常に重要視する医学で感情と内臓の働きを関連付けます。数値化された現代医学に慣れてしまうと感情と内臓の働きが判りづらくなるかもしれませんが、イライラすると夜きちんと睡眠が取れなかったり、気にかかる事があると食欲が出なかったり感情と体内環境が結びついていることは経験としてお持ちの方は多いのではないでしょうか。それをもっと詳しく診たのが鍼灸治療です。そしてその精神活動の支配を行っているのが「心(しん)」であるとしています。

もちろんポンプの役目で全身に血液を送り込む働きも行うのですが、鍼灸の世界ではそれだけでなく感情の総監督的な役目、意識と精神活動を受け持つ大脳と心臓を併せたような状態で捉えています。そして感情を総支配下に置きながら更に他の臓器の監督的な役目も担うと位置づけています。
関連が深いのが「肝(かん)」になります。肝は怒りの感情を司るとされストレスの影響を最も受けやすい臓器です。ここでいう肝は現代医学の肝臓としての役目だけでなく体全体の新陳代謝に関わり自律神経を安定させ、気(き)・血(けつ)・水(すい)の調整を行う臓器としています。気・血・水は体内に臓器に加えて存在している大事な組織であると位置づけられており、この3つが体内を過不足なく、スムーズに流れていることが健康の証であり、3つの組織のいずれかにでも不具合が生じるとココロと体にも不具合が生じるとしています。

気なんて言うと現代医学にその認識がないため、その時点で鍼灸を民間療法的に捉えて毛嫌いする人もいらっしゃるのですが、目には見えなくても生命エネルギーそのものを表現しているとお考え頂ければ良いです。皆様も誰かを観たときに何となくエネルギーに溢れる人とそうでない人の、メンタル面や肉体面においての差を感じたことはあるのではないでしょうか。やる気や元気などと捉えて頂ければその存在は否定できないはずです。そして血ですがこれは血液にホルモンも含めた状態で血としています。パニック障害はホルモンが関係しているということは現代医学上もある程度証明されていますから、この血に関係しているのは明らかです。肝が上手く働けない状態は気(き)血(けつ)のコントロールが上手くいかない状態になりますから、生命エネルギーそのものである気もホルモンも含めた血も体内を上手く巡ることが出来ず体にもココロにも不具合を出し、長期化することによってパニック障害の原因を作り出します。
特に「肝気上逆(かんきじょうぎゃく)」といわれる症状は情緒が安定せず、気に乱れが生じ急激に体の上層部に上がってきてしまうことを表現し、特徴としては動悸やめまい、過呼吸などを伴うことが多々見られます。最後に「腎」ですがこれも現代医学の認識であれば尿を作る臓器ですが、それだけでなく免疫系を広く司りながら感情面では恐れや驚きを司るとしています。また腎は先天的なものとして捉えられますから、パニック障害が多少の遺伝的要因も含んでいることもこの腎の働きが先天的なものであることに通じています。

これらの臓器の働きを正常に整え、気血水が体内をスムーズに流れるように導いたなら、パニック障害の症状は改善されます。適切な治療を行えたなら世間で言われている程、難治性の疾患ではないのです。あなたが良い治療法に出会っていないだけです。であるならば無理して現代医学に当てはめて治療法を探すのではなく、もう少し視野を広げて東洋医学（鍼灸）での治療を試してみませんか？ココロと体の両方からケアできる治療法はあまり存在していません。
狭い見識に囚われずどうか本当に体にとって安全で、体が必要としている治療を受けてみてください。治療に伴う痛みは全くなくそれどころか心地よくてぐっすりお休みになっている方もたくさんいらっしゃいます。治療室も個室でプライベート空間が保たれています。「もっと早く来ておけば良かった」きっとあなたもそう思われるはずです。

治療を受けられたお客様の声

28才女性

ある日突然電車内で動悸がしたりめまいがするようになりました。それが習慣化し、また出たらどうしようという不安からパニック障害になりました。心配事や緊張すると動悸・息切れ・めまいが出てその度に薬を服用しました。
最近その薬も効きにくくなり、悩んでいた時にまえだ鍼灸院のホームページを見て来院。いつも身体が緊張して血流が悪くなり症状がどんどんひどくなってるとのこと。治療後、今まで感じたことのないようなスッキリ感でした。
１～２回で治るものではないといわれ、2～3カ月通院しました。今はほとんど症状が出なくなり、忘れてる日もあるぐらいです。