アトピー鍼灸で大阪なら鍼灸治療専門のまえだ鍼灸院

当院での治療について

アトピー性皮膚炎はストレス社会に伴って年々増加傾向にあると言われ、発症時期も症状も様々で原因さえも未だにハッキリ特定できず、なかなか現代医学の治療実績が追い付いていない難しい疾患の一つです。目に見えて効果を出すにはステロイド外用薬での治療くらいしかない非常に残念な現状があります。しかしながらご存じの方も多いと思いますが、薬には必ず副作用が伴います。そして薬は治すためのものではありません。一時的には痒みから解放されるかもしれませんが、症状を生み出している原因そのものを治療しているわけではありません。

もしあなたが、症状の軽減はもちろんのことながら、症状を作り出している原因に対しての治療を求めているのならば、必ず当院の鍼灸は役立ちます。前述したようにアトピーは発症時期も症状も原因もそれぞれですから、オーダーメイドの治療法で立ち向かっていく必要性があります。当院では全く痛みのない鍼灸治療によって自律神経のバランスを整え、自然治癒力を引き出します。またステロイドの使用を行っている方には離脱症を最小限に抑えながら最終的には全く薬を使わなくても良い状態にまで整えていきます。
効果に多少の個人差はありますが、おそらく皆様が東洋医学に対してお持ちのイメージよりは、はるかに早く効果が表れてきます。症状を無理に抑えているのではなく、なぜそうなっているかという原因に対してアプローチしている治療であるため、いい結果が出せるのですがほんの一部を挙げただけでも「肝(かん)うつ」「脾胃虚弱(ひいきょじゃく)」「?血(おけつ)」「脾肺両虚(ひはいりょうきょ)」「気虚(ききょ)」「湿熱(しつねつ)」「陰虚陽亢(いんきょようこう)」などアトピーの原因になるような体の状態があります。このような多くの引き金がある上に暑さや冷え、湿度や仕事の状況などストレスの要因が組み合わさった状態で皮膚に反応が出たものですから、一時的に薬で痒みを抑え込んでも到底根本の解決にはつながらないのです。あなたの体に必要なのは原因に対して働きかける治療です。

当院の東洋医学（鍼灸）は最もそれを大切にしています。ただ、現代医学と認識が異なる部分もあるので、簡単に説明しておくと体内に心(しん)・肺(はい)・脾(ひ)・肝(かん)・腎(じん)という５つの臓器が存在し、それに加えて気(き)・血(けつ)・水(すい)という組織が存在しているとしています。それら臓器や組織がそれぞれの役目を果たしながらお互いに連携し合い、影響し合って働いている状態を健康体としています。働きに過不足があってはいけませんし滞りがあっても良くありません。その部分を鍼灸治療で整える必要性を説いた医療です。現代医学は悪くなっている部分だけを診ますから、アトピーは皮膚科（もしくはアレルギー科）ですが、当院の鍼灸は体のすべての組織と臓器を整える必要性があるとしています。現代医学に慣れてしまうとバラバラに診る医療の方が専門性を感じるのかもしれませんが、皮膚科（アレルギー科）領域で治療したところでステロイド治療が最先端です。薬の限界はご存知の方が多いでしょう。であれば無理して現代医学での治療をせずとも、もう少し視野を広げて本当に体のためになる治療を取りいれてみてはいかがでしょうか。

効果があるからこそ古い歴史を誇りながら現代にまで受け継がれてきたものです。東洋医学の理念を軽く前述しましたが、もう少し具体的に説明しておくと気は生命エネルギー全体を表す組織、血はホルモンも含めた状態で血液とする、水は免疫系を広く司る非常に重要な組織であること、脾は食べ物を適切な形（気や血）に変えて全身に送り込む消化機能全般を司る大事な臓器であること、肝は肝臓の役目だけでなく自律神経の働き全体をコントロールし、気や血の調整も行う臓器で、ストレスの影響が出やすい臓器であること、肺は呼吸の役目だけでなく、体や皮膚に水分を運ぶ役目があるとしています。

つまり「肝うつ」になると自律神経のバランスが乱れ生命エネルギーそのものともいえる気と、ホルモンも含めたうえでの血液と両方上手く働けない状態となり、皮膚に不具合を生じさせアトピーを作ります。「気虚」というのは特に気が上手く体内を巡っていない状態、つまり体全体がエネルギー不足の状態に陥り、免疫機能が低下した状態を指しています。免疫機能が低下しているのですから当然皮膚のバリア機能も落ちます。肝うつはストレスとも関係しますから症状は悪化する時もあれば比較的楽な時もあります。ストレスは仕事の状況はもちろんですが、それ以外に急激な温度変化や気圧の変化など体が感じるストレスも含まれるため、ご自身が自覚するストレスと一致していない場合もあります。「脾肺両虚」とは体内にエネルギーを送る消化機能と、皮膚に水を送り栄養を与える臓器の両方が機能低下した状態を言いますから、皮膚のバリア機能が低下してアトピーを作り出します。

「湿熱」は本来体に必要なはずの水と熱が、必要な役目を果たすことが出来ず、体内でくっ付き合ってドロドロした炎症物質に変化した状態、「陰虚陽亢」は体内で水分が不足し熱がこもりやすくなった結果、皮膚の機能低下が起こりアトピーになったことを表しています。これらの原因が実際には複数絡み合って存在していることも多く、画一化された治療では到底太刀打ちできませんから、一人一人に合ったオーダーメイドの治療を行わなければ、しかるべき結果は手に入りません。アトピーという症状があるのですから、原因が必ず存在し、本来ならば治療法も当然ながら確立されています。ただ残念ながら現代医学がそこに追いつかず、多くの治療院もそれに同じ状態になってしまっているのですが、本当に適切な治療を行っている治療院に足を運んでいただければ、いい結果は手に入るはずです。アトピーは決して治らない疾患ではありません。どうか、あなたの体の中に眠っている自然治癒力を使ってみてください。当院は確実にお役に立てます。症状を抑え込むだけの治療には限界があります。あなたに必要なのは根治治療です。

治療を受けられたお客様の声

33歳男性

昔から肌の乾燥が酷くて塗り薬はかかせず、夏は汗で痒くなり寝てる間に血が出るほど掻きむしってしまうこともありました。20代からずっとステロイドは服用してたものの、このまま薬を飲み続けないといけないストレスが限界で鍼治療を受けることにしました。
まずは薬を飲む回数を減らしていくところから始まり、週1回治療を受けることを2カ月半ほど続け、今では肌の乾燥もあまり感じず、薬も飲み薬からは抜け出すことができ、痒みを感じたときだけに塗り薬を使うくらいまで減らすことができました。